猛暑といえばマウンテンバイカーの敵「ヒル」と虫の出番です。えぇ、山は秋までお預けかなー。
そんな猛暑が敵なのは、マウンテンバイカーだけではありません。Volvoも暑さは天敵、オーバーヒートが持病とまで言われてしまうVolvo 240ですが、我が家も例外ではなく、先週、湘南名物と化している、国道134号線の渋滞に巻き込まれるとみるみるうちに水温はあがり…レッドぎりぎり。
「こんなもんかな?」と思いつつも、走り始めると水温は下がる為、ラジエター的には問題は無さそう、ただし、ラジエター前についているコンデンサファンが回らない。「こんなもんかな」と思いつつも違和感は覚えていました。
が。。。夜、メールで購入元のファーストカーセールスのOさんから調子どうですか?のお伺いメールが来た際に、調子は良いモノの、水温が上がるんですよ、と返した所から、今回の事態が明るみにでました。
「水温、そんなに高くなることは無いですよ」
え。。。こんなもんじゃないんだ(笑)。いや、笑えない、オーバーヒートしているって事だよね。
コンデンサファンが回っていない事を伝えると30分もしないうちに「リレーが壊れているかも。リレー送っておきます」と・・・いや、いつもすみませんm(__)m。
ということで、障害の切り分けを始めました。
ラジエター前についているのがコンデンサファンです。こいつは本来、水温計が真ん中くらいになると動き出すはずが、我が家のは動いていませんでした。
まずはリレーがない状態、ハーネス(配線)だけで通電させると動作するのか、確認をします。リレーはボンネット開けて前から見て右側(93年 240)にあります。
バッテリ後ろにある黒い箱型の物がリレーです。本来ボディの金具にブラケットで仮固定されています。上の写真は外れている状態ですね。仮固定=はさんでいるだけですので上に持ち上げると外れます。リレーの下にはソケットがついています。ソケットの両サイドを押して引っ張るとリレーがソケットから抜けます。
ソケットから抜けましたらリレーの接点側を見てください。物によっては…なのですが、4点ある接点に番号が書かれています。このうち30番と87番を短絡(ショート)させるとリレーをバイパスさせて通電させることが可能です。ショートは適当な配線用の材料を使ってもらえればOKです。私の場合は家にあった電子工作用の基板のジャンパケーブルを使いました(別に普通の電線でOKです)。
番号が無い場合?下の写真を参考にしてください。切欠きがついている側を短絡させます。
これでファンが動けば配線(ヒューズ含む)とファンに異常はありません。ちなみに動作はイグニッションのON/OFFは関係ありません。回らない場合、93年の240はABSユニットの隣にヒューズボックスがあります。その中のヒューズを確認してください。20Aのヒューズが切れている場合(他も切れてちゃだめだけど)、ファンが回らないと思います。
ここでリレーを戻しましょう。
次にラジエターの近くにある水温のエアコンの高圧のモニターセンサー側を確認します。センサーは前からみて左側、ラジエターの下部手前についています。
上からみるとこんな感じ(青囲線内)です。上からみると非常に見難いのですが、下から見ようとなると、こんどはアンダーカバーを外さないとならず、さらに面倒です。
拡大するとこんな感じ。この青囲線内のハーネスがラジエターの水温のエアコンの高圧のモニターセンサーになります。これについているハーネスを外します。
外したハーネスのなかはこんな感じです(少し掃除しました、汚かった)。
この状態でエンジンを始動、エアコンのスイッチをONにしてください。
この状態でソケットの接点の両端を短絡させます。ここでも電子工作で使っているジャンパ用の線を使っています(何度も言いますが、別にジャンパ線である必要はないですからね。通電できればよいのです)。
これでファンは回りますか?我が家は。。。実は回りませんでした。ということは。。。
リレーの可能性大です。リレーをファーストカーセールスさんから送ってもらったリレーに交換してみます。
ブーン!回りました。良かった、原因はリレーでした。
このあとすべての配線を戻し、再度動作確認をしてファンが水温が上がることで回る事を確認します。この季節ですからね、エンジンかけて放置すれば5分くらいで水温があがりファンが回り始めるでしょう。
これでファンが回らない場合、ラジエター側の水温を測るエアコンの高圧のモニターセンサーに異常がある可能性があります。そうなるとセンサーの交換でしょうか。。。
ということで、Haynesのサービスマニュアル見たり、ファーストカーセールスのOさんおアドバイスをいただきつつ、解決しました。いつもありがとうございます。お礼に茅ヶ崎名物のたこ煎餅でも送ります(笑)
これで、なんだか夏を越せそうな気がする~。
今回のは我が家の93年のVolvo 240の例です。この年式以外ではまた違うようなので、それぞれの車に合わせてトラブルシュートしてください。
再来週は三日で2000㎞超えを走ります。
ファースト大久保です。いゃー無事に治ってよかったですね。本当に大事になり前で良かった。ブログを拝見して一か所訂正しておいてください。写真のセンサーはエアコンの高圧のモニターセンサーです。水温はラジエター横のささっているのが水温センサーです。今後ともよろしくお願いします。
返信削除大久保さん
返信削除アドバイス、ありがとうございます。いつもいつもすみません。ご指摘の箇所も修正させていただきました、ありがとうございます。しったかしてしまいました(^^;。